ハコスカにRBエンジンを搭載するレストア!始めて聞いた時はまったく想像できませんでした!
スーパー近代的レストアという感じでしょうか。現在では、チューニング技術も飛躍的に向上し、計測も正確なものになってきているので、チューニングショップでは日産車にトヨタエンジンをスワップしたり、外車に国内メーカーのエンジンをスワップしたりとさまざまな改造が施されるようになってきましたね。
でもハコスカのエンジンをRBにするレストアという発想は出てきませんでした。
ハコスカのボディーにRBを搭載するなら相当の補強も必要でしょうし、駆動系も足廻りも色々な改良をされたんだと思います。
口で言うのは簡単ですけど、それを実行してしまうチューニングショップさんはホントに脱帽です。
車としての扱いは中古車となりますが、その値段はというと、現行のスカイラインの新車価格を超える勢いです。
ハコスカもここまで来ると自己満足の神の域に達してしまいそうです。
ハコスカを買う側としても、まずは買うために、奥さんの説得から始めるでしょうから、その苦労は相当なものだと言えますね。
ハコスカのほかにもS30ZなどにもRBエンジンを載せるレストアも存在するようでこれからは新しいチューニングの世界が広がりそうです。
今後、メジャーになりそうなハコスカにRBエンジンを搭載するレストア方法ですが、そのレストア法を専門としているお店もあるようです。
ベース車両をフルレストアと補強を施した上で、RBエンジンを搭載させ、しかもクーラーなどの快適装備をフル装備してのコンプリートカーなんです!
やはりこだわっている方々からすれば希少価値の高いビンテージカーなのでオリジナリティーを損なうエンジン載せ替えなどは一般的ではないのですが、一方では、「憧れの旧車のハコスカをメンテナンスフリーで乗り回せたら」という意見も存在するのです。
また、現実問題として、ハコスカは純正の部品が調達できないという事もありますからね。
そういった背景もあり、こういったレストアが始まったのですね。ハコスカのRBエンジン搭載のコンプリートカーはオートマも選択できるようで、まさにのんびり旧車を楽しみたい人にはぴったりですね。
まるでオーダーメイドな車ですが、価格は600万円〜という金額になってしまいます。
マイホームの次に高い買い物がハコスカになってしまいそうですね。
でも今のガソリンの高騰の時代を考えれば、もしかすると理想的な選択なのかもしれません。
でも、やっぱりあのハコスカのエンジン音は忘れることはできませんよね。
1972年9月にC110型にモデルチェンジとなり、ハコスカの次の世代として誕生したケンメリスカイライン。
ケンとメリーのスカイラインのキャッチコピーから、通称ケンメリと呼ばれていました。
ハコスカと比べると少し重量が増して重くなってしまったのですが、ケンメリはバリエーションがとても多く、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン、バンとかなりたくさんのモデルがありました。
ケンメリの、セダン、ハードトップは4気筒エンジンと6気筒エンジンのモデルがあり、フロントノーズの長さとホイールベースの長さが違っていました。
スカイラインの伝統とも言えるサーフィンラインは折り目のあるシャープなデザインに新しくなりましたね。
そのほかにも、特徴としては、2ドアのハードトップは太いCピラーを特徴がとても印象的でした。
ワゴン、バンのモデルはラゲッジルームの窓が無いCピラーとDピラーをつなげた形が印象的でした。
ケンメリの搭載するエンジンはG15型をボアアップして改良した直列4気筒のOHC1600ccのG16型と、先代のハコスカから継続されたOHC1800ccのG18型と、おなじみのL20型の3機種でした。
発売当初のケンメリは先代のエンジンと比べられてしまい、どうしても遅いイメージができてしまいました。ハコスカがあれだけのインパクトがあればしょうがないですけどね。